第2章 ヤマトふたたび 

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「く……らえっ!」 殺気 !? 突然の闇討ちに素早く身構えるも鋭い一撃を浴び、鉄の味に顔をしかめる。 「き……貴様ぁ-っ」 無礼者の足を掴んで壁に叩き付け、鉄拳をぶち込む。 「うっ」と呻いて奴は沈んだ。 床に伸びた若造の顔に驚く。 「何故だ?ワモン、俺は貴様を仲間と思っていた」 「ジョークの分からねぇ奴。ただの挨拶だ」 タフな男は鋼の胸板をさすって立ち上がる。 「そうか……倍返ししちまった」 「いや、背中が痒くて助かったぜ」ワモンは続ける。「今日もいくのか?ヤマト」 「もちろんだ。命ある限り狩る」 「気を付けろよ」 ワモンのセリフが追いかけて来る。 デシャブだ。 この会話どこかで…… いつだろう?思い出せない。 ***************************
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