30人が本棚に入れています
本棚に追加
「く……らえっ!」
殺気 !?
突然の闇討ちに素早く身構えるも鋭い一撃を浴び、鉄の味に顔をしかめる。
「き……貴様ぁ-っ」
無礼者の足を掴んで壁に叩き付け、鉄拳をぶち込む。
「うっ」と呻いて奴は沈んだ。
床に伸びた若造の顔に驚く。
「何故だ?ワモン、俺は貴様を仲間と思っていた」
「ジョークの分からねぇ奴。ただの挨拶だ」
タフな男は鋼の胸板をさすって立ち上がる。
「そうか……倍返ししちまった」
「いや、背中が痒くて助かったぜ」ワモンは続ける。「今日もいくのか?ヤマト」
「もちろんだ。命ある限り狩る」
「気を付けろよ」
ワモンのセリフが追いかけて来る。
デシャブだ。
この会話どこかで……
いつだろう?思い出せない。
***************************
最初のコメントを投稿しよう!