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「どうしたの？」
携帯を片手に考えていると佳波さんが聞いた。
私が電話をしている間、佳波さんも食べる手を止めていたようだ。
「あ、いえ、なんでも。ごめんなさい」
慌てて座りなおすと佳波さんは笑った。
「落ち着いてでいいから」
再び食べながら話す。
「佳波さん、クリスマスは何か予定ありますか？」
そう聞くと佳波さんは言った。
「ないよ。仕事も休みだし。亜夜も？」
「はい。じゃあ、」
「一緒に過ごさない？」
私の言葉を遮って佳波さんが言った。
「ごめん、私が亜夜を誘いたくて」
その言葉にちょっと驚いて、でも嬉しくて。
「……はい！佳波さんと過ごしたいです！」
「じゃあそろそろ予定立てないとね」
クリスマスは1週間後。
考えただけですごくわくわくする。
「どうする？家で過ごす？どっか行く？したいこととかある？」
クリスマスはどこに言っても人が多そうだよね。
レストランとかはもう予約いっぱいだろうし。
家で2人で過ごすのもいいなぁ。
でも、
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