『セレクターセレクション』

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 彼女たちのこれまでとこれからが語られるわけですが、清衣の戦う理由関連で、彼女が主要キャラとして登場する外伝マンガのピーピングアナライズ(以降ピーアナ)がめっちゃ描写されるワケですよ!  自分、何を隠そうこのピーアナが大好きでしてね。  ウィクロスという作品自体は『結構好き』くらいのレベルなんですが、このピーアナは間違いなく『大好き』と言っていいでしょう。  キャラクターとか、魅せ方とか、セリフ回しとか、色んな要素はありますが、それよりも何よりも、 「わたしは受け入れる。わたしの選んだ結末を」  この! このラストの清衣のセリフが大好きなんですよ!  『セレクター』という作品は作中でも強調されたように、『選ばれし者』ではなく『選びし者』の物語。  戦って、傷つけて、踏みにじって、蹴落として。  そんでもってやっぱり自分も傷ついて。  それでも願うことを止めず、望む自分に手を伸ばそうとした少女たちの物語の結末として、アレほど相応しいセリフはないと思う。  あのセリフこそが『セレクター』という作品を象徴していると言っても過言ではない。  終わりよければ全て良し派の自分は、そういうセリフで締めてくれる作品が好きなんですよね。  読み終わった後、満足して余韻に浸れるのが良いんです。  その意味でピーアナは自分の中で最高ランクに近い締め方でした。  それを再認識させてくれた今回の『セレクターセレクション』には大感謝ですよ。  カードゲームとしてのウィクロスはもちろん好きですが、アニメ・マンガのウィクロスもやっぱり好きよなぁ。  うん。ウィクロス楽しす。
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