第2節 -スターライト・スターナイト-

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 自由気ままな旅人──それはあくまでも僕の『表の顔』だ。この世界は魔法を使う事が出来ないニンゲン達だっている訳で、専属魔法使いとして生きるのは少し難しいうえに、僕が所属している『戸口』という機関は何かしら表の顔を設定しなければ所属出来ないらしい。全く面倒な機関だよ。 「面倒だなぁ。…ア、いや…この手紙の差出人も編纂やるのかな。だとしたら大変だよね、さっさと片付けて天文館行こっと」  風がそよぐ。空は未だ曇ったままだった。
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