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しばらくすると
モンスターも諦めたようで散り散りになっていき、その姿を目で追っていく。
何時間、走り回っただろうか?本気で疲れた…
そして、やっと訪れた安堵からいつでも逃げれる中腰の態勢から木にもたれ掛かった。
夜はまだ長い、このまま木の上でしばし休憩することにした。
一体何人の同じ境遇の奴等が犠牲になったんだろうか。
冷静になればなるほど、この木を登った自分に感心する。生への抗いが自身を救ったのだった。
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