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「ふぁ~よく寝た。今日はどうやって時間を潰そうかな…ってここ…どこ?」
辺りを見渡すが、周りに写る景色はどう見ても森??昨日はベッドの上でスマホをいじりながら、うとうとして…そのまま、眠りについたはずたったよな??
何でベッド上ではなく、草の上で寝てるんだ…??
あれれー寝ぼけてるのかな?
森の中で寝た記憶はないし、この森の風景に
も見覚えがない。
えっこれって夢なの??リアルすぎないか?
平穏すぎる生活に慣れきっていた俺は、この異常事態に不安を感じながらも辺りを見渡していた。そんな時だった。
あれっ??あの木…1本だけおかしくねぇか?
周りは普通の木のようだが…あれだけ明らかにおかしい。だってさ…
動いているもん…しかもニヤニヤしてるし。
しかもこっちに向かって歩いてるじゃねーか。
うん。これはやっぱり夢だな 木に顔なんてあり得ない!現実なわけないないだろっ頼む。夢なら覚めてくれっ!!きもちわりー
とりあえず、アニメ風に頬をつねってみることにした。
「痛い!」
現実逃避終了。
ダメだ、これは夢ではない現実だ。
根っこを足に見立てて、ニヤニヤした木がこっちに近づいてくる。
こえーーーー!!
いったいここはどこはなんだよ!!
このままではヤバイと俺の本能が伝えている。
取り敢えずその場から逃げ出す事にした。
ゆっくりと後ろへ振り向き、そのまま全力疾走で走る。
どこへ向かえばいいのか分からないので、とりあえず向かってくるニヤニヤした木とは反対方向へ突き進む。
逃げている途中で気付いたのだが
この右腕にある機械は一体なんなんだ…
今はそれどころではない。
さぁー逃げろ。
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