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今日、僕は久しぶりに幼い頃の友人に会う。
慎太郎、慧、健一。
それぞれとはこれまでにも何度か会っていたのだが、なかなか全員で集まることはできずにいた。
だからあの日の話も、なんとなく避けてきた。
でも今日みんなに会えたなら、こんな話もしてみようと思っている。
みんなは、あの頃のこと覚えていますか?
僕は、毎日が忙しく、幸せで、少しずつあの頃のくるしかった気持ちを忘れて行っています。
それでもきっと、何十年経っても絶対に忘れないこともあるでしょう。
それは、あの日一緒に逃げてくれたみんなが居たから、今僕はこうしてここに居られるのだということ。
みんなのおかげで、あんなに辛くてくるしかった毎日を忘れられるくらい、幸せになれたということ。
僕たちはまだ幼くて、だから無力で、誰もが本当はとても弱い存在でした。
それでも、力を合わせて、みんなは僕を救い出してくれたから。
僕にとってみんなは確かに、世界中で最強のパーティでした。
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