第一回 下僕

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ある日、小さい物体が二体加わった。 男女がいるので、双子が出来ようだ。 人数は入れ替わり変化しているようで、ついに第三世代まできたようである。 不老不死といっても、宇宙の過酷な環境を考えると結局は約70~80年が限度だとおうことが、皆のコンセンサスとなっていた。 やがて、映像や音声が届く範囲になっても、相手は連絡をとろうとしない。 赤外線カメラから判断すると二体の生命体と数多くの生命体が存在するコロニーがみられた。 小さい生命体は地球が近づくに連れて、大きくなって成長している。 生命体全体もどんどん増加して成長しているようである。 やがて、地球総合部司令官の空港に降り立つ日がきた。 多くのマスコミや人民はこの歴史的瞬間をみようと空港に集まっていた。 やがて、空港におりたち地球総合軍の司令官がうやうやしく彼らが降り立ってくるのをみた。 彼らがみたものは、体長5メートルくらいの大きさのエビの化け物のようだった。 「あッ」と驚くのもつかの間、大きなハサミで司令官を捉え、大きな口を開け食べてしまった。 それからが大変だった。 中にいたエビの化け物の子どもがわんさか集まってきた人を襲撃し、食い散らかしはじめた。 軍隊が襲撃するのも多少の銃による攻撃ではすぐ再生するようである。 そして、エビの化け物のリーダーは宣言した。 「俺たちは超人類だ」 「お前ら人類を当面の食料として、持ち帰りまた紙舟0号に乗り、パラダイスにもどる」 「今日が人類最後が地球の盟主として君臨した最後の日だ」と宣言した。 神舟0号は人類にとって絶望の宇宙船になった。
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