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これでもかってくらい顔の筋肉がが緩んでていて
こんな人いたか?って頭が混乱する。
「それより実は紹介したい人がいまして」
「ん?」
その時初めて俺に気が付いたらしく
お客さんか!?と飛び上がらんばかりに
驚かれ声のトーンが急降下した。
「夏以、それならそうと言いなさい」
しかも先までとは打って変わって
いきなり厳格な表情でだ。
その瞬間、俺の脳の中の記憶処理が
一気に答えを弾き出した。
あの、お父さんだ!!!!
「父さん、もう良いですよソレ。
いま全部見られてたじゃないですか」
「ああ、そう?」
「こ、こんにちは紺里さん」
「やぁ!」
やぁ?
マジか。
……大変だな、監督もこの人も。
そして、無論居合わせたこの俺が一番にね!!
もうどっちの態度に合わせていいのか
決めかねてムズムズするのが止まらない。
「で、どなた?」
「俺の恋人です」
は???
何言ってんのアンタ!
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