未来から

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音楽を聴きながらベッドに横になり天井に向けて手を伸ばす。 私もまた世界平和に興味がある訳でも無く純粋に仕事として受ける事にした。 翌日私は大学の研究室を訪れていた皮肉にも世界のデータ化は新たな技術革新をもたらし過去の世界に行く事が出来るようになっていた。そして、30年前のスマホと呼ばれる端末で大流行している『プロジェクト・コマンド』なるゲームが世界のデータ化の発信もとであるらしい。 MRIの様な機械に固定されると教授のGOサインだけが記憶に残っていた。 そして、気がつくとそこは30年前の世界であった。 手にしていたメモには住まいと転校する高校の住所があった。 諸手続きは未来の世界からすでに済んでいた。 そして、私は『私立櫻木高校』美詠のクラスに転校生として入る事となった。 朝のショートホームルームの時間に私は紹介された。 「『立花 誠』です。よろしくお願いします」 少し、初老で背が低い男性の担任は美詠の隣に座るように言う。 「よろしくね」 「はい」 髪は長くごくの普通女子高生であった。 『八番目の魔女』?少し、想像と違うけど私の任務は始まったばかりだ。 私が椅子に座ると美詠はこちらを向き。目と目が合う、
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