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戦闘ヘリのオペレーターから納得したような声が戻った。
「そうか、きみが逆島少佐の弟さんか」
ここで引くわけにはいかなかった。戦闘訓練中の指揮系統は、実戦ほど厳格ではない。タツオは自分にその権限があるのかもよくわからないまま送信した。
「緊急救援作戦、実行中です。応援要請お願いします」
しばらく返事はなかった。迷っているのだろう。
「了解した。戦闘中不明機には誰が搭乗している?」
「菱川浄児少尉、うちのチームの副指揮官で、ぼくの親友です」
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