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コウが最近、私に冷たい。
学校で会ってもよそよそしく、休日に出かけようと誘っても、断られることが多くなった。
私に何か隠しているのだろうか。そんな風に思い始めた時、それを目撃した。
休日の町を歩くコウ。その隣にいたのは見覚えのある女。
間違いなく、そいつは同じ学校のユリだった。
ユリが私からコウを奪ったのだ。2人が楽しそうに談笑している姿を見て、全身から嫌悪感が沸き上がった。
これ以上あの女をコウに近づけてはいけない。そんな使命感が渦巻き、私を行動へと移させた。
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