彼女は掬われ、彼女は救われた。

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 暴走する嫉妬は厄介以上に無価値だ。  だが、その嫉妬心をコントロールする鍵をこちらが握ることが出来たなら?  きっとそれは足を掬われずに済む以上に、私自身を救うことだろう。 「本当に嫉妬してしまうわ。際限なく持てる嫉妬心に」  本当に嫉妬してしまう。  簡単に掌握できるほど、単純な嫉妬ばかりする深雪。あなたにね。 【fin.】
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