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翌日、僕は自分の編集した動画を見直し、嫌気が差した。そこには読者の為ではなく、自分の本性のままに仕事した証がはっきりと残っていたからだ。今までの僕は、読者にとって、何が面白いか、何が有益かをいつも考えてきたはずだった。しかし、この仕事だけはそうではないのである。
「これを世に公開していいのだろうか?」
パチンコライターとしてのプロ意識と良心が僕に問い掛ける。僕は悩み、葛藤する振りをした。答えはもう決まっているのだから。もう一つの衝動に任せて、僕は編集部宛てのメールを書くと、作成した動画を添付し送信ボタンを押した。これでもう後戻りはできない。僕が覚えているのはここまでだ。
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