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ようむ員のおじいさんは、ぼくにきゅうにそういってきたので、びっくりしましたが、すぐにぼくは、こう答えたのでした。
これは、大きなケーキの夢だから、例えば、ケーキのサンプルをつくるものとか、ケーキの写真をとるもの、ケーキのかたちをした家を作るものの可能性も考えられます。
それに、ケーキだけにしばられなくても、もしかしたら、ちょくせつは関係なさそうなお仕事が、ほんとうはみーちゃんのしんの夢かもしれないよ、
と。
ぼくがそう言うと、みーちゃんもようむ員のおじいちゃんも、まんぞくしたようすでふかくうなずくのでした。
そうしたら、きゅうに大きなケーキは消えてゆき、今度はむすうのひつじたちのほうぼくされた草原があらわれ、頭上にはまんてんの星空と大きな木星が見えたのです。
あ、これはあたしの夢だ!
そうさけんだのは、ほかでもなくすみちゃんの声でした。
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