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その夢に対し、以前なら、からかう人がいたり、先生がもっと現実を見なさいとたしなめたりしたのでしょうが、子どもたちもオトナたちも、みんな笑顔で、ステキな夢だね、といっしょになってよろこんでくれたのでした。
うい先生も、以前とはちがい、とてもおだやかな顔をして(もともと、うい先生はこんなおだやかな性格だったのでしょう)、うなずきながらこう言うのでした。
きみの夢をいっしょに見ることができて、ほんとうによかった…。
今からでも、わたし自身のほんとうの夢も…。
ううん、なんでもない。
くらく先生(ようむ員のおじいさんは、じつは昔、うい先生を教えていた先生だったそうです)と、それときみに、ほんとうに感謝しなきゃ。
ふふ、ウワサに聞くきみのお父さんのように、きみはやっぱり。
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