落第天使

主要キャラクター設定

・冴木 陽(さえきよう)-主人公
肌が白く、華奢な若い男。天界ではお人好しで頼まれたことは断れず、すぐに仕事を肩代わりする、いわばパシリのような社畜のような天使。どんなに忙しくても人間や仲間に助けを求められると助けてしまう(それが自分の首を絞めている)。堕天使の一歩手前である落第天使になったが、そこから抜け出すために奮起する。自分を大切にすることが出来ず、他人に身を捧げることで幸せを感じるタイプで、それを生き甲斐とする。他人に頼ることが苦手。少しドジなところがある。

・笹嶋 美紅(ささじまみく)
天界から冴木のお目付役として派遣された、仕事が出来る女天使。人間としての姿はキャリアウーマン風。その昔、自分自身も冴木のようにオーバーワークになって収拾がつかなくなったことがあり、冴木を気にかける。神との橋渡し役も務める。

・神
天界を統べる、天使たちにとっては敬愛の念しかない存在。天界全体と天使全員に気を配っている。笹嶋に冴木を人間界で働かせるように命じた。たまに普通の人間に混じって町を闊歩している。お茶目でいたずらっ子な面があり、理不尽なことも言ったりするが憎めない。

・藤枝 慶(ふじえだけい)
冴木が働くことになったコンビニの先輩店員。高校二年生男子。クールで真面目。年上の冴木がタメ口をきくと「先輩だから」という理由で敬語に直させる。藤枝から冴木へはタメ口。正義感が強く、客と衝突することもしばしば。バイト禁止の高校に通っているため、実はビクつきながら働いている。大の猫好きで、保健所から猫を引き取って育てるためにバイトしている。

・店長
人あたりのいいおじいちゃん。敬虔なクリスチャンで、神や天使の存在を信じている。将来の夢はバチカンに行くことで、その資金を稼ぐためにコンビニのフランチャイズオーナーになった。