ある冬の日の出来事

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なんならあんたも一緒に来るか? あんたも仲間だし、待ってるだけってのも退屈なもんだろ? みんなで過ごす学校がどんなにいいモノか、話して聞かせてやってくれ。 なんせ朝陽は今、そういう話に飢えてるんだ。 凄いんだぜ? 学校での事を色々聞きたがるし、全部目をキラキラさせて聞いてくれる。 そんで最後には絶対、俺も早く学校に行きたいって言うんだよ。 終わりよければ全てよし。 終わっちゃえば、これも俺達の青春の1ページって事だ。 こうしてまた思い出は増えてくんだよ、俺達の青春とやらにはさ。
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