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「良く聞け、朝陽が車に撥ねられた。俺は今夕陽の付き添いで病院に居て、朝陽は手術中だ」
『え、はぁ?朝陽ってあの朝陽?いつも一緒に遊んでる朝陽?』
「そうだ、その朝陽だよ」
どうやら眠気はバッチリ覚めたらしい悠哉が、素っ頓狂な声になる。
『僕も行く、どこの病院?』
電話の向こうの悠哉はどうやら既に着替えを始めたようで、衣擦れの音が聞こえてくる。
でも、今回ばっかりはタイミングが悪い。
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