ある冬の日の出来事

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「朝になったら、来てくれよ。その頃には結果が出てるはずだから」 『……わかった』 少し不貞腐れたような悠哉との電話を切って、携帯をポケットにしまう。 「こりゃあ、今日は帰れそうにないな」 そう小さく呟いて、自販機に小銭を入れる。 そして少し考えたあと、ココアをふたつ買って、夕陽の元へ戻った。
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