ある冬の日の出来事
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「夕陽?」 ふたつの温かい缶を持って手術室の前まで戻ると、夕陽は顔を俯かせたままソファーに座っていた。 パンを手に持ったまま、俺がそこを離れた時のままの姿勢で。 「あ、ごめん。ぼーっとしてた」 俺の声に反応した夕陽が顔を上げてこちらを見ると、その顔には困ったような薄い笑み。 そして唇から血が一筋。 声をあげないように、泣かないように、耐えていたんだろう。
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