ある冬の日の出来事
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「それからもう4年、そろそろ5年くらいになるかな。僕達は二人で暮らしてる、2人だけでずっと」 そこで夕陽は、初めて涙を流した。 その涙は頬を伝い、震える握り拳に落ちる。 「夕陽……」 俺は名前を呼びながら、夕陽の肩を抱く。 すると夕陽は、いつも朝陽にしているように強く抱きついて、そしてボロボロと涙を流す。 ダムが決壊したように、止まらない涙を拭わないままで、夕陽の声が響く。
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