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ふと、目が覚める。
俺達はいつの間にか、二人共眠りに落ちていたらしい。
どれくらい時間が経ったのか。
スマホの時計を見ると、病院に来てから数時間経っていたらしい。
もう深夜だ。
膝の上には、小さく寝息を立てる夕陽。
頬には涙のあとが残っている。
しばらく夕陽の長い髪を撫でていると、段々と眠気が覚めてきて、さっきまでのやり取りを全てハッキリと思い出す。
「朝陽は、戻ってくるよな」
夕陽の髪を撫でながら呟いたちょうどその時、【手術中】のランプが消灯した。
どうやら朝陽の手術が終わったらしい。
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