ある冬の日の出来事
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俺は通話を切って支度を済ませる事にした。 時間的にまだ飯を食ってないだろう夕陽のために、リュックに菓子パンを放り込んで背負う。 そして妹と親に声をかけて、家の扉を開いた。 自転車にまたがり、しっかりと足に伝わるペダルの重さを感じながら、頬を切り裂くような風の中を走る。 病院に到着した俺は駐輪場に自転車を置き、駆け足で建物の中へと向かう。 外来の扉を潜ると、すぐに夕陽が見つかった。
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