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しばらくして、血相を変えて知り合いがやって来た。
私は、次男がとんでもないことをしでかしたと 思ってちょっと不安だった。
しかし、知り合いは、次男の性格を解ってての慌てて来てくれたのだ
次男は、『もう良い?』と言い部屋から出てくるのをこばんだが
夕飯も食べてないのだし、自分の中で納めてしまうのは良くないし、知り合いも気にして来たのだから
出てきなさいとリビングに呼んだ
出てきた次男の顔は、怒りで青ざめ震えていた。
話始めた次男の口から出てきたのは、呆れた話だった
休憩時間にコーヒーを飲もうと、自動販売機に1000円を入れ、コーヒーを取りお釣りを取ろうとしたら、
走ってきたTが釣り銭を奪いって逃げようとした。その場で(休憩室)
『返して下さい?』
『返して下さい?冗談にも程がある』
『返して下さい?僕のお金です?』
他の何人かの方も
『 Tさん返しなさい?次男君のお金でしょ?』
と言っても返さず、売り場に行き
『さっき次男にぶつかられたろ
ほら慰謝料だ、受け取れ』と
つり銭受けから取った600円をAに渡したのだ。
『Aさん、それTさんが僕から奪い取った僕のお金です。返して下さい』
それでもAが受け取らず次男に返していたなら、次男もここまで怒らなかっただろう。
Aが『Tさんから貰ったから俺の金』と言って返さなかった
見ていた方も『次男君のお金だから返してあげなさい』の話にも耳を貸さなかったらしい
その時に次男は、バカだと言われたり、叩かれたりは、まだ我慢できる、しかしもうこの人達と仕事をしたくない。顔も見たくないと思ったそうだ
明日から行かない?と言って悔し泣きをしていた。
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