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高校生になった次男
まぁ入った高校が良くなかった
ってそこしかなかったんだけどね
後ろのロッカーの上には、宜しくないものが置いてあったり、
後ろの席でかたまって話をしてたりするやつらがいる、そんなクラスだった。
1年生の12月に担任から電話があった。
『次男君がしばらく学校に来てないのですがどうしましたか?』
『えっ?しばらくって何時からですか?』
『9月半ばからですよ』
『はっ?』
みたいな会話があった
次男は、朝、弁当を持って普通に家を出て、夕方になれば、普通に帰ってきていた。
帰って来るのを待ち話を聞いた
授業中(担任の授業)、後ろの席で騒いでるのがいた、次男は、授業を受けたかったので『五月蝿いから静かにしてくれないか』と言った
すると担任が後ろの生徒達が怖かったのか『次男?お前が1番五月蝿いから出ていけ?』と言ったそうな
それから学校には行ってなかったらしい
どこで何をしていたか聞いたら
1日公園にいたって
たまに宗教のおばちゃん達が話しかけてきたから、退屈しなかったって
アホか?って思った
それから程無くして学校をやめた
それからバイトをしては、辞めての繰返し
成人式を終えて少ししたとき、
とある小さなアパレルの会社に正社員で入社することが出来た
始発近くの電車に乗り出社
終電で帰って来る
年に4回、大阪の本社への半月の出張
毎晩帰って来ると疲れはてていた
そして暫くすると額や脛から怪我をして帰って来るようになった
そんな日々を1年過ごしたある朝
次男は、お風呂場で手首を切っていた。
やることが遅い、覚えが悪いと
殴られたり、蹴られたり、正座させられたり
怪我の正体だった
知り合いからの紹介だからと我慢していたらしい
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