近江の乱の後始末

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近江の発展は目まぐるしい早さで進む! 朝廷はいつまでも現れない将軍足利家に見切りをつけ、足利家の将軍職を剥奪する旨を全国に発布した。 東日本の大名たちは、いよいよ亀井家に将軍宣下があるものと朝廷の動向に注目する。 また東日本の小大名は亀井家に対し印象を良くしようと貢ぎ物を贈る。 だが…しかし… 一年が過ぎ、二年が過ぎ…三年目になっても… 亀井國衡に将軍宣下はなされないのであった。 東の大名たちは勿論…亀井家の大名たちも首を傾げている。 國衡やその側近や重臣たちはそんな事はお構い無しに粛々と領地の経営に精を出す。 やがて…近江の乱から五年の歳月が過ぎた頃… 天皇家は近江の地に行幸を行ったのであった。 國衡はそれを出迎える。 天皇家は國衡に新たに作られた役職「大統領」と言う役職を宣下… 大統領と言う職は、日の本の政治と軍事を司る役職である。 また天皇家は日の本の象徴となり神格となった。 その事は全国に発布された! この時を以て、國衡は日の本の代表となったのであった。 國衡は間髪入れずに、全国の大名に京の二条城に総登城を命じる書状が発布された。 その書状には、登城に応じぬ者は反逆者とし日の本から追放する旨が書かれていた。 また私的に争いを起こした者も同様に罰する旨が書かれているのであった。
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