第1話 参上!ネット弁慶マン!!

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「そうだ。誰もしない。だからこその個性だろう?没個性な応募作の中、個性的な作品として燦然と光り輝く訳だ!だが、残念ながら…そんな素晴らしい個性的な作品が無能な編集者によって、落選へと導かれる訳だ。誠に遺憾だよ!正直、手に取るように分かるぞ、無能編集者の行動パターンがな!テーマをダークヒーローに絞って没個性ばかりの作品ばかりを集めておきながら、その没個性ばかりの作品に対して個性が無いとかボヤく訳だ。そして実際に個性的な作品が応募されようものなら『堕悪緋色高校なんて駄目だ!』と、低評価の烙印を押す…ほら、目を閉じれば見えてくるだろう!醜い無能編集者のドヤ顔がさ!」 『確かにそうなりそうな感じですが…それよりも、先程から編集者の事を無能無能って言い過ぎじゃ無いですか?確かに無能な編集者もいるかも知れませんが、有能な編集者だっていると思いますが?』 「おいおいネット弁慶マン君よ…君はいつから夢見るアリスちゃんになったんだい?有能な編集者なんか、現実世界にいる訳が無いだろう?」 『いや、無能な編集者しかいないと考える方がおかしいですよ!』 「は?そんな事は言ってないぞ?誰が無能な編集者しかいないと言った!?」 『そうですか?』 「当たり前だ。編集者ってのはなぁ…無能な編集者と…物凄い無能な編集者の、二種類がいるのだからな!」 『やっぱり無能しかいないじゃ無いですか!』 「そうだよ!無能しかいないんだよ!いいか、頭の悪い貴様に教えてやる!有能な編集者がいない、その理由をな!」 『ぜひ教えて下さい!もしマトモな答えじゃなかったら全国の編集者さんに謝って下さい!』 「望むところだ!いいか、よく聞け!もし…仮に…有能な編集者がいるなら…某ハンター漫画の担当編集者にして、一年間連載を続けさせることができるんじゃ無いか!?」     
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