第1話 参上!ネット弁慶マン!!

14/14
前へ
/37ページ
次へ
「分かってくれればそれでいいんだ。僕も少し言いすぎたよ。でもまあ、集英社なんかまだ、いい方だぞ?他の出版社の編集者は、ことさら酷い!特にS学館なんかは悪名高い編集者が跋扈している魔窟!Sンデーの発行部数が30万部を切ったのも伝説級の無能編集者の存在が大きい。無能な編集者ほど目立ちたがり屋で、作品にゴリ押しして自分を出演させたりするからな…それも美化して!ああ、ウザい!作品を汚すことしか考えないなんて編集者の仕事じゃねぇよ!あと、Mガジンにもいるぞ!某神さま漫画の編集者なんぞは作品の煽り部分に彼女が欲しいとか…炎上目的なんだろうけど、野放しにしている編集部の気が知れない!そんな連中と比べれば集英社なんかまだ、マシだ!」 『あの…目立ちたがり屋の編集者でしたら、集英社にも居ますよね?』 「いるな~残念ながら。それでも他の出版社と比べれば幾分かはマシだからね。作品に彼女が欲しいとか書き込んだら、流石に編集部が黙ってないでしょ?その点から、消去法で行けば集英社が一番マトモなんだよ」 『消去法で出版社を選ぶってのも凄い話ですね』 「さて編集者が無能なのを理解して貰えただろうか?そしてその、編集者を納得させる作品を手掛けている、僕のこの現状も」 『はい。とても苦労なされてる事は理解できました』 「理解できたなら、話が早い。さて、そんな無能編集者を納得させるダークヒーロー漫画のネタを、提供して貰えるかね?」 『ええっ!?ちと、難易度が高過ぎないですか!?』 「そりゃ高いさ。相手は天下のジャンプ様だぞ?業界トップクラスの難易度よ!審査する編集者が無能であろうとも、テキトーな作品なんかは論外。さあ、悩み相談を掲げるダークヒーローのネット弁慶マンよ…素晴らしいアイディアを、ほれ、勿体ぶらずに…プリーズミー!」 『えっと…無理です』
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加