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『ほら、これで機嫌を直せ』
「・・・・・・」
何でタルト?
「うん、おいしい」
『柚花、口元にクリームがついているぞ』
「えっ、何処ですか?」
『ほら、ここだ』
そう言って魔王は顔を近づけて、俺の口端を舐めた。
「っっ!な、なっ」
『甘いな』
「っ!///」
『ん?どうした』
「い、いえ・・・何でもありません」
『何でもないにしては顔が赤いぞ』
「何でもないで、ンンッ」
『やっぱりお前も甘いな』
「っ、はぁっはぁっ・・・なに、するんですか・・・」
急にキスされたら、びびるだろ。
息も整わないし・・・・・・
魔王に睨みをきかせると、何故かため息をつかれた。
『柚花、その顔は誘ってるようにしか見えんぞ』
そう言って、魔王は再度キスをする。
さっきよりも深い、蕩けそうなキスを。
「ん、ふぅ、んぁっ・・・はっ」
『エロいな、柚花よ』
「エロく、ないっ」
『いや、涙目で睨まれてもなぁ』
「っ、ひゃ、どこさわってっ・・・・・・ぁ・・・」
キスされながらまさぐっていた魔王の手が俺の胸の突飛に触れ、いやらしい手つきでクニクニとこねる。
「ふっ・・・・・・ぁ、まって・・・やめっ」
『やめろと言っている割には、ココは反応しているぞ?』
「なっ、ちが・・・」
『違わないだろう?
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