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そして現在。
転「橘くん、行こう!」
「・・・」
転「ここは?」
「・・・・・・・・・音楽室」
転「ふーん、じゃここは?」
「・・・・・・理科室」
はい、人見知りが発動しております。
転「ねぇ、何でそんなにしゃべらないの?」
「・・・・・・・・・」
転「ねえってば」
「・・・・・・・・・」
転「おーい、橘くーん」
「・・・・・・・・・」
さすがにもうそろそろうざい。
返事しない俺が悪いんだろうけど。
転「たーちーばーなーくーん」
「・・・・・・なに」
転「僕とお友達になってくれませんか?」
「・・・えっ?」
友達?
「・・・・・・何で友達にならないといけないの?」
転「本当は恋人がいいけど、さすがにそれは早すぎるかなーって」
ん?恋人?
「・・・・・・嫌って言ったら?」
転「嫌って言わせない」
は?何だそれ。超自己中じゃん。
「・・・い、んんっ!」
嫌と言おうとしたら転校生に口を塞がれた。
何で、キスなんか・・・
文句を言おうとして口を開いた瞬間、なにかが俺の口の中に入ってきた。
「ん・・・ふ・・・・・・んぁっ」
俺の息が切れかけたところでやっと解放された。
「
はぁ、はぁ・・・な、何すんだっ」
息を整えて文句を言う。
転「何って、キス?」
「それは分かってる!
何でそんなことするんだって聞いてるんだよ!!」
転「だって、橘くん僕のこと意識してないみたいだから」
なんだよそれ。馬鹿じゃないのか?
「俺は男と付き合う趣味はない」
転「じゃあ絶対にオトしてみせる」
どっからそんな自信が出てくるんだか・・・
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