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一週間としないうちに檻の中では餓死者が出始め…その死体を生き残った者が喰らう。それこそ、三ヶ月間の食事抜き禁固刑の意味するところ。中央広間に漂う死臭と腐臭。檻に近寄る者はおらず、遠巻きにその鬼畜の所業を見守るしかなかった。
そして三ヶ月が経ち、生き残った者は百余名から僅かに五名のみ。死臭に塗れ、必死に生き延びた五名。その満身創痍の五名に対してドエスナが放った言葉が…。
「私は『生き残った人』と言ったのだ!人を喰らい生き延びる者など、鬼畜の所業!この鬼畜共が!天に代わって裁かれるがイイ!」
こうして生き残った者もまた、ドエスナの裁きによって処刑。
そして誰もが思った。「この者達が鬼畜ならば、それ以上の鬼畜の王女は何なのか?」と。
この事件が後に「鬼畜喰らい事件」として「鬼畜喰らいのドエスナ」の名を不動のものとするのであった。
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