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「イシュル、大丈―夫?」
「…うん」
ベッドに横たわるイシュルに、ルシエルが心配そうに尋ねる。
「ルシエル、おまえさー一緒にいたんなら、少しはカイをとめてやれよ」
あーあ、色が白いから凄いことに、とイシュルのうなじに散る、真新しいくちづけの痕を見下ろしながら、レオナルドが呟く。
人が呼びに来て、カイが去ったイシュルの船室に、レオナルドが調子どう? と顔を覗かせ、荒淫の余韻で、ぼんやり寝そべっているイシュルを見つけた。
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