15 ベイビーSOS(つづき)

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来た時から思っていたが、 涼太は、人見知りも物怖じもしない子だと改めて未波は思った。 夜中に目を覚まし、グズりだした涼太に気付いてみると、 いつの間にか未波は、ベッドの上で彼と一緒に横になっていた。 そして、グズりだした涼太は、しっかり未波の胸にしがみついている。 「よし、よし」 小さな頭をそっと撫で、涼太ごとベッドの上に起き上がろうとすると、 やはり涼太の声で目を覚ましたらしい辻上が、ベッドの脇で上体を起こした。 「オムツだろう。寝ててくれ」 ベッド脇の小さな灯りを大きくすると、辻上が涼太を抱き上げる。
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