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1日の疲れを癒し至極のひとときを過ごす、云わば極楽である。
特に寒い日は、好きな入浴剤をいれてお湯に浸かると、それはそれはすごく気持ちがいいものだ。
しかし、モラ様といる限りそんなことは許されないのだ。
なぜなら、モラ様はお風呂が大嫌いだからである。
モラ様が気に入らなかったのはお風呂に入ってる時間の長さと音である。
浴槽にお湯をためて入ると、少なくとも1時間くらいは入っている。
なぜそんなに長く入っているのか理解できないし、気に入らないのだ。
しかも夜中に入ってる訳でもないのに、夜に入るから、遅くまで入ってると怒られる。
モラ様は起きるのも早く寝るのも早い。
夜は、10時には布団に入る。
部屋が狭いので、モラ様は居間で寝ているわけだが、水の流れる音がうるさいだの何だの、正直ウザい存在だ。
怒られてまでお風呂に入りたくない。
でも毎日入らないと嫌だ。
それ以降、お風呂に入ることは、作業となった。
如何に早くでるか。
あとは、古い部屋なので、光熱費が恐ろしく高い。
それもあり、シャワーだけの生活をせざるを得なくなった。
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