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ここは、たぶん20畳くらいの広さがある部屋。
部屋と言うには、寒々しいし、窓もないし、調度品もないんだけど。
騎士たちは私たちの方を見たまま、身動き一つしない。
でも、目だけはキョロキョロと動いている。
そして、ある一定の場所は視線を落としていた。
そちらを確認して、なんとなく納得した。
そこには三人が並んでいる。
甲冑はつけておらず、まさに中世時代の貴族を模した人たち。
きっとあれが、私たちをこんな場所に呼び出した人。
それは理不尽の塊。
ココとは違う世界の住人を、自分の都合だけで呼び出すなんて。
一度目の失敗を私は忘れていない。
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