第一章 usual

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私はカテキョーをやっていて100分で7時からのスタートだった 家族の帰宅時間はだいたい決まっている 母 7時半 父 8時 姉 7時 リビングでやっているので家族には自分の部屋で待機するようになっている しかし、家族というのはわざとじゃないけど変に邪魔をしてくる とくに父だ。あの方の取り扱いは大変だ。 ーー7時ーー 先生「それでは始めます」 早紀「はい。よろしくお願いします。」 ガチャ 姉 帰宅 姉は空気が読めるためリビングに来ず自分の部屋へと向かう ーー7時半ーー 先生「この公式は~~……」 ガチャ 母 帰宅 母も空気が読めるため自分の部屋へ向かう ーー8時ーー 先生「じゃあ次は公民やりますか」 早紀「そうですね」 ガチャ 父 帰宅 ここからですね。 玄関とリビングの間にはドアがあっていつもそこは開いているがカテキョーの時は閉めてやっているのだ。母や姉もドアが閉まっているから今日はカテキョーなんだとわかってくれてあえてリビングに来ないで自分の部屋に向かうのだ。 それすらも気づかないのが私の父だ ガチャ(リビングのドアを開ける音) 先生「あっ…」 早紀「あ」 父「あ」 先生「お、お邪魔してますぅ~」 父「こ、こんばんは~」 そして、今日がカテキョーだと知り上に行くのだ 私は言ったんだ!『火曜日と木曜日はカテキョーの日だから』って!!!!なのに…ドアを開けるんだ… どーしたらいいんだ…
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