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 こんなにも無骨で繊細な機械が、無造作に積み上げられ放置されている。埃を被りしんと静まり返っているところをみると、十分な手入れもされていないのだろう。  今にも腐って崩れ落ちそうなプレハブ小屋は、中に入ることを躊躇したほどガタがきていた。  蛍光灯は半分切れたまま、カラフルに塗られたイスとベンチはペンキが剥げて色褪せ、部屋のいたるところが錆びつき、天井の隅には蜘蛛の巣が張り巡らされている。  使い捨てカメラで写したようなセピア色のコインランドリーは、過去から現在まで時を止めたまま、取り残されているみたいだった。  古いものと新しいものが混在した世界は、ここだけアンバランスで異質な雰囲気を漂わせている。
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