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「俺、チキンプレートとオレンジジュース」
「ジュリアはね…ソーダとハンバーグと…チーズバーガー!」
ジュリアの重複気味な注文に、ノゾミがツッコミを入れる。
「おいおい、どっちかだけで良いだろ。だからお前はジュリアホなんだよ」
「ジュリア、食べきれるの?」
アカネはジュリアの胃袋を心配したが、ジュリアは笑って見せた。
「残ったらノゾミが食べるからへーき」
「はあ?俺に残飯処理させる気かよ」
アカネはふたりからメニュー表を取り上げ、すぐ隣に座るローブに手渡した。
「ローブ、次は貴女よ」
「アカネちゃんは頼まなくて良いの?」
「あたしは要らない」
「えぇ、折角来たんだから何か頼もうよ」
アカネはローブの持つメニュー表を一瞥し「コーヒーにするわ」と告げた。
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