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「アカネちゃんコーヒー好きだからね。じゃあ僕も決めよっと」
ローブはメニュー表を大きく開き、上から順に目を通している。
だが、中々決められない様だ。
「うーん、色々有って悩むなぁ。どれにしようかなぁ…」
「ローブ、どれでも好きなだけ頼んで良いわよ」
ローブはメニュー表から目を離し、アカネの方を向いた。
「でも僕、そんなに沢山食べられないよ?」
アカネはノゾミとジュリアを見て、
「貴女が残しても、あの二人が食べてくれるから気にしないで」と言い放つ。
強引な決定に不満を抱いた二人が、アカネに喰らい付いた。
「おいアカネぇ!ジュリアの時と言ってる事が違うぞ」
「アカネのえこひいきっ!」
「お黙り」
「ひでぇ…」
「うわ…」
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