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「ソーダとハンバーグとチーズバーガーらしいわよ」
眠るジュリアの代わりにアカネが答えたが、マシャは虚を突かれた様な顔をしている。
「へ?ソーダは良いとして、ハンバーグとチーズバーガーですか?重複している様な気がするのですが…」
「重ねてダブルバーガー!とかやり出すんじゃねえの?」
「ダブルバーガーならメニューに御座いますけれど…」
4人はしばしの間凍り付いた。
「…ええっと、ソーダとハンバーグとチーズバーガーですわね。
はい!ではこれを店員さんにお渡ししてきますわ」
立ち上がろうとするマシャに、ローブが手を伸ばした。
「マシャ、僕が行くよ」
「まあローブさん、有り難う御座います。それではこれ、お願いしますわ」
「うん。行ってくるね」
ローブはマシャからメモを受け取り、店員へ渡しに行った。
マシャはすぐ椅子に座ろうとはせず、アカネに近付いて耳打ちをする。
「アカネ様、お耳に通しておきたい事が」
アカネは黙って、マシャの言葉に耳を貸した。
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