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念の為ご注意を
アカネ達が目的地であるオープンカフェBunnyへ到着した時、
時刻はまさにランチ時であった。
オープンカフェだという新聞の記述に間違いは無く、
Madderのテーブルよりふた回り以上大きな、
8人掛け程度のテーブルが複数用意されている。
客入りはそこそこで、ざっと半数のテーブルに客が座っていた。
「ここね」
「わあ、賑わってるね」
少なくとも満員では無いのだが、
各テーブルが大きいのと、テーブルの数もMadderより多いので、
ローブにはここが賑っている様に見えたのだろう。
ローブは物珍しさから、右手を目の上に当ててオープンカフェを一望する。
「ホントに屋根も壁も無いんだねー」
「雨降ったらどうすんだろうな」
「今日が良いお天気で良かったですわね」
四人が初めて見るオープンカフェの感想を口々に述べる中、
ジュリアがひとりで走り出し、外側の空いているテーブルに近付くと、
ヒョイっと跳ねて椅子にのしかかった。
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