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「もちろんだ。存分に調べるがいい。それがお前たちのためだ。話は終わりだ。もう二度と会う事もあるまい。さらばだ!」
そういって、俺は魔法を切らせた。目覚めた時は魔界の自分の部屋だった。これで、すべてが終わった。蒔いた種がどう成長するか、見守っていこう。
美少女戦士の侵略を退けてから相当の年月が経った。
彼女らはすでに亡くなっているが、魔界に遺した功績はとても大きい。
夢で美少女戦士へ二つの依頼をして一ヶ月後に、元・美少女戦士四人が、自分たちの罪を自ら告白したのだ。W国政府が罪なき魔族を危険として自分たちに指示させ死に追いやったこと、彼女らもそれを薄々感じながら成敗を続けていたこと、その多くが無罪だったこと、などを告白した。
政府への批判は世界中から巻き起こり、とうとう現職議員は数名を除き政府から追放され、新政府ができあがった。現在ではW国政府は国民のために尽力するすばらしい組織となった。魔族の存在や権利を認め義務も課す『魔族特例法』も制定された。人と同等の権利を認め、可能な限り人の姿でいることなどを義務ともした。彼女らが先頭に立って互いのコミュニケーションをとる機会を与えてくれたおかげで、魔族への偏見も、ずいぶんと弱まっていった。
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