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「ふふ……冗談ですよ。そんな恐い顔しないでください。こんな可愛いレオ様を他人になんて見せやしませんよ。だから、もっともっと可愛いレオ様を見せて……」
「ひぁっ……ぁあああっっ――……!」
ディランがバイブを一気に抜き取った。
不意に強い刺激を与えられて、レオは仰け反って悶絶する。
白い足が肘掛けの上でぴくぴくと跳ねた。
「ぁ……あ……――」
本来ならば果てているような激しい快楽――果てることが出来ない苦痛、その両方に、レオの目は見開き、口は無意味に開閉する。
肘掛けと手首を繋ぐ白いリボンを解いて、獣が舌なめずりをした。
「ああ、下のお口が随分と寂しそうですね。ひくひくと震えて――。私が、欲しいですか?」
悪魔の囁きに縋り付く。
頭より先に、口が勝手に動いた。
「ほ……欲しいっ! 奥まで突いてっ……! 早くぅっ……! ぁあっ、ふぁああああっっっ――……!」
一息で奥まで貫かれた。
玩具ではない生身の雄がレオの体内に潜り込み、肉壁を擦り上げる。
その熱に、その激しさに、一気に絶頂感が込み上げ、レオはディランを強く締め付けた。
「ぁああっ……ぁあ――……」
それにもまた感じて、動かされもしないのにレオの身体がびくびくと震える。
ほぅ、と整えるように息を吐いて、ディランが感嘆の声をもらした。
「……Excellent! 素晴らしいですよ、レオ様……私、一瞬我を忘れてしまいました」
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