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「ん、く……」
羞恥に震えながら、レオは止むを得ず足を開いた。
ディランがカメラを構える正面から、そそり立って蜜を零すレオ自身もレオの中に埋め込まれたバイブも見える状態だ。
それなのにディランはシャッターを切る気配も見せない。
「レオ様?」
「っ……クソがっ……」
レオはその両足を、広げたまま椅子の上に持ち上げた。
先ほどよりももっと、レオ自身もバイブも見える状態だ。
だがそれでもディランはシャッターを切らない。
それどころかカメラを構えることすら止めてしまった。
「レオ様はよっぽど焦らされるのがお好きなようだ」
薄い笑みを浮かべながら溜息を吐く。
この恥辱が終わらなければ、また延々とイケない苦しみを味わわせられるのだろう。
「ぁあっ! クソッ……! これでっ……いいんだろっ!」
レオは椅子の上の両足を、更に左右の肘掛けの上に持ち上げた。
レオ自身もバイブも、バイブを飲み込む秘められた場所もその全てが露わになる、そんなあられもないポーズをとって、漸く強欲な執事はシャッターを切った。
「Excellent! よく分かっていらっしゃるじゃないですか。根気よくお教えした甲斐があるというものです」
カメラから出てきたポラロイドの写真を、ディランはひらひらとレオの鼻先に近付ける。
「ほら……ご覧になってください。なんて可愛らしいんでしょう。旦那様や奥方様、社交界の皆様にもお見せしたいぐらいです。ねぇ、レオ様?」
「っ……止めろっ!」
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