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同じお弁当を食べる。同じ内容の授業を受ける。同じ学び舎で15年以上共にしている。
良い男になったら結婚する約束だってしてる。
お互いに、――離れたら生きていけない。
けれど絶対に触れないんだ。僕は、朱雅くんに触られると、心臓が激しく高鳴って、自分で歩けないほどふらふらになって、全身真っ赤になって倒れてしまう。
そして目覚めたら、林檎のオバケになってしまうんだろう。
僕は、もう二度とあんなオバケみたいに腫れあがった体になりたくない。
だから僕は、――逃げる。君に触れない。触れられない。
「……じゃあ、グラビア雑誌を買ってくるので失礼するよ」
「っ神楽!」
悲痛な、今にも泣き崩れてしまいそうな朱雅くんの声は、僕の胸を抉る。
僕だって、浮気なんてしたくない。けど残念ながら僕の身体は正直なんだよ。
朱雅くんも好きだけど、――おっぱいも好きなんだ。
「行くな、神楽、行かないでくれ! もう絶対に〇〇〇を、〇〇させたり〇〇したり、口で〇させたり、脱がせて〇〇したりしない!」
あ、結構してる。僕の想像以上に色々してる。
この野郎。僕以外にちんこたたないって豪語していたくせに。
「最低。――大っ嫌い」
「ちが、俺の心のちんこは、神楽だけなんだって!」
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