一、 不良になりきれないキャラが弱い、赤雅くん

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心のちんこってなんだよ。一ミリも理解できないし下品すぎる。 僕は、温厚だけど、朱雅くんに対しては温厚になれるわけではない。 「行ったら、行ったら、お前の授業NG集を放送ジャックして流す!」 「は?」 「俺のパソコンは、学園の放送室もジャックできるハイスぺだ。――神楽がおっぱいに浮気したらハイジャックして流す。それだけじゃない。どや顔で正解を答えようとして噛んでしまった集も流す!」 脅迫だ。なんて卑怯な人なんだ。 「……僕を、辱める気か」 「神楽が浮気するっていうならその覚悟だって――」 悪代官みたいな悪い顔で笑いながらそう言おうとして、急にギョッとした顔で僕を見た。 僕は悔しくてぽろぽろと涙を流して、朱雅くんを睨んでいたのだ。 「な、か、神楽、泣くなよ。嘘だよ。お前の可愛いNG集は俺だって誰にも渡したくねえよ」 「……ううっば、ばかあ、っ」
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