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『〇月×日
カグラは、おっぱいがおおきなセンセイがすきらしい。あまえたふりをして、だっこしてもらったとき、おっぱいをもんでいた。そのときのかおは、ちょっとかわいくない。
おまえがおっぱいをもんでいるセンセイは、おれのいえにプールがあるのをうらやましがっていたんだぞ。おれのほうがセンセイよりえらい。
だからいえのプールにカグラをさそってやった。なのに『あかまさくんはこわいからいやだよ』とことわられた。
おれはだれかにことわられるのははじめてだった。
びっくりして、こころがわれそうだった。
こころが、からんとおとをたてた。おかしい。かちぐみのチートのおれのココロは、カンタンにこわれそうだ。
ナカミがはいっていないようだった。おれは、たいしたニンゲンじゃないようだ。
かなしくて、ないてしまった』
『〇月×日
おれは、おとなにあまやかされ、なんでもできるつもりでいた。
けれど、おれは、なにになりたいとかしょうらいのゆめがない。
かぐらは『すいえいのせんせい』としょうらいのゆめをもっていた。おっぱいがすきなカグラらしいゆめだ。
おれは、なにもおもいつかなかった。
かぐらはかっこいい。オトナのことばに、まいあがらない。おれとはちがう。
おれは、ちょっとだけまちがっていたようだ』
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