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言葉を詰まらせた神楽が口を隠して下を向く。その儚げな仕草がたまらない。
「大体、同じ部屋に居たいっていうのは、エッチなことしたいわけじゃねえ。昔みたいに――昔みたいに触れて、笑って、まあ最終的にはエッチはしたいけど」
真面目なことを言おうとしたが、どうしても目の前のお預けされている神楽を見て、理性が効かない。
「大体、壁から神楽の尻だけでて、尻に指入れて、ちんこ突っ込んで、空しくねえの!? そんなの処理だろ。全然心は気持ちよくねえよ。だから、その提案は忘れろ。いいな」
ご飯を返しながら、ちょっときつめに言っておく。
もちろん、壁から神楽の尻が出ていたら、くそ可愛い。天使より尊い。きっとやばい。
ただお互いを感じられない行為は、俺たちには必要ない。
何を焦っているのか何を不安がっているのか。
俺は盗撮や盗聴はできても、心までは見透かせられないんだよ。
「……俺に早く触れて欲しいの?」
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