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「ご飯食べてくる」
「え、おやすみの投げキッスは!?」
「そんなの今まで一度もしたことないでしょ」
でも保育園の時は、給食のデザート渡したら、寝る時にキスしてくれてたじゃん。
俺も頬を膨らませてブーイングを送ると、テーブルにお盆を置いて、神楽が今度はにやりと笑った。
何か悪いことを考えている顔だ。可愛い。
神楽の顔は、可愛いかご褒美の冷たいの二つしかないけど、今は可愛い。
「僕の提案を否定した朱雅くんを、お仕置きしてあげる」
「は!?」
「……ほら」
ファスナーを下ろす音と共に、ダボダボのセーターの裾を片手でめくりあげた。
……っと、く。
思わず拝んでしまいそうな、白い肌が見えただけではない。
可愛く凹んだ臍と、ファスナーから見える下着は、下着は、下着は!
「白!」
「ふふ。エロいだろ。今日買ったグラビアで、僕押しのなるんちゃんがしてたポーズだよ」
「ま、待って。携帯で写メとって、一眼レフで撮影して、録画させて、待って」
慌ててカメラやビデオや携帯を手に持って窓辺に戻ると、カーテンに包った神楽が冷めた目で俺を見ていた。
「か、かぐらちゃーん?」
「……ばーか」
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